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大須賀淳
2024.9.26 21:24その他ニュース

男系固執と唯物論とウニ・イクラ丼

皇位継承において男系男子に固執するものは、言葉の上ではおしなべて「伝統」を大上段から振りかざす一方、不思議な事に「Y染色体」を曲解・濫用した、極めて唯物論的な理屈も喧伝します。

 

「神武天皇のY染色体」などというねじれた観念を、どうやったら矛盾なく自己の中に収められるのか私には理解できないのですが、一つ推察するとすれば、「神武天皇」と「Y染色体」という、それぞれ「何か凄そうなブランド」をくっつけたら「もっと凄いんじゃね?」という発想なのかもしれません。

 

ところで

 

突然ですが、私「ウニ・イクラ丼」ってあまり好きじゃないんですよ。

 

正確に言うと、ウニもイクラも大好物なんですが、あんな強い風味の食材同士を一緒くたに丼へ乗せちゃったら、味が混ざってそれぞれの良さが打ち消されちゃう。箸で分けながら食べる位だったら、別々の丼か軍艦で食べたいです。

 

だけどその一方で、メニューの写真としてウニとイクラがどかーんと乗っているビジュアルのインパクトと、それに惹き寄せられてしまう感覚は理解できます。商品設計としては、とてもパワーのある手法なんですよね。

 

保守論壇市場」は、実際には差別心や怠慢でしかない要素に、「愛国(風)」というデコレーションを施して消費してもらうビジネスなので、本来は無茶苦茶な組み合わせである「神武天皇のY染色体」も、そのうらはらのインパクトで相性が良かったのでしょう。

 

その構図に気付かぬまま、日頃から自分たちが口を極めて罵倒する共産主義者さえ真っ青になるほどの唯物論実践者となり、「左翼」として皇室を、そして日本を蝕んでしまう。一体、どれだけのマヌケなんでしょう。

 

こうした「ねじれ」は、本当にもう日本のそこかしこに転がっています。

 

面倒ではありますが、一つ一つほどいて行きましょう!

大須賀淳

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